テーラーメイドから発売のSIMグローレドライバーと、前作に当たるMグローレドライバー。
ついつい無条件に新しい方を購入したくなりますが、単純に新作が全てにおいてGOODというわけでもなく、どちらのモデルも特徴があります。
そこで、SIMグローレとMグローレについて、どちらがどんなゴルファーにおすすめかを解説していきます。
目次
SIMグローレ・Mグローレで、基本コンセプトは同じ
SIMグローレ、Mグローレは、日本市場向けのグローレに、その時の世界モデルの特徴や技術を乗せ込んだモデルです。
SIMはMの後続のシリーズで、マルチマテリアルの基本要素など、基本的には同じ系統です。
そのため、SIMグローレとMグローレは、概ね同じコンセプトのモデルとなっています。
- SIMグローレ
SIM シリーズの「飛距離性能」「直進性」と、グローレシリーズの「やさしさ」 「振りやすさ」を併せ持つ。 - Mグローレ
進化した高い寛容性と、さらなる飛距離性能が両立。
コンセプトや特徴がほぼ同じだと言っても、出来上がった製品の特徴には差があります。
新しい方が全面的に良いというわけではなく、ゴルファーのタイプによって適したモデルが違ってきます。
Mグローレの方がつかまる!?
SIMグローレもMグローレも、どちらもつかまりが良いモデルですが、「Mグローレの方がつかまる」、「SIMグローレはMグローレほどではない」といった試打の感想が出ています。
- Mグローレの方がつかまる。
- SIMグローレは、限りなくSIMに近い。
- SIMグローレの方が3~5ヤード飛ぶ。
- Mグローレと比較すると、SIMグローレはつかまりが弱い。
- Mグローレの方がフックフェースで、つかまる感がする。
- SIMグローレは(つかまり過ぎないため)しっかり叩ける。
SIMグローレは飛距離が出る!?
先程の2件の試打動画でも、SIMグローレの飛距離性能の高さについては触れられていました。
そして、こちらの「しだるTV」さんによる試打でも、SIMグローレの飛距離性能について述べられています。
「マーク金井」さんが、SIMグローレを「限りなくSIMに近いグローレ」と表現されていて、Mグローレより3~5ヤード飛ぶと評価されています。
SIMグローレ・Mグローレ、どちらがおすすめか?
SIMグローレ、Mグローレは、軽くて振りやすく、つかまりが良く、高弾道で飛ばせるという大きな特徴があります。
つかまりだけで見ると、Mグローレの方がその特徴が強いようですので、スライスに悩んでいて右へのミスを抑えたいという方は、SIMグローレよりもMグローレの方が期待する効果が得られそうです。
つかまりは適度にあり、飛距離を伸ばしたいという方は、新しいSIMグローレの方が結果が出そうです。
本記事を投稿している時点では、まだテーラーメイドの公式サイトでMグローレが掲載されています。中古は勿論、新品でもゴルフショップで販売されていて、古い分、お買い得です。
つかまりか、飛距離か、という視点で見ると、どちらのモデルを優先して検討したら良いか、分かりやすいと思います。
なお、どちらのモデルもロフト角・ライ角の調整機能はないため、購入後の弾道カスタマイズは行えません。特に中古で購入する際は、スペックに限りがある場合がありますので、妥協せずジャストフィットのスペックを選ぶことをおすすめします。