キャロウェイのビッグバーサドライバーが、「あばよ、スライス。」というキャッチコピーで注目されています。
そして、このサイトでも何度か取り上げているスライサーのゴルフユーチューバーのPika golfさんが、ビッグバーサドライバーと対決しています。
この何とも興味深い対決について、動画がアップされているので取り上げます。
目次
あばよスライス VS 最強のスライサー
スライサーのPika golfさんが、「あばよ、スライス。」とキャロウェイが魅力的なキャッチコピーで売り出しているビッグバーサドライバー(アメリカではBB B21の名称)を使って、本当にスライスにあばよできるのか?つまり、スライスが治まるのかを試されています。
さて、気になる結果ですが、、、
Pika golfさん自身は、「まぁ私の勝ちということで!」と動画投稿の中で述べられています。
実際に動画を見てみますと、スライスは出ています。ただし、酷くギュイーンと右に曲がっていってる感じではなく、強めの球が出ていて、良い感じのフェードのような弾道も出ています。
Pika golfさんの勝ちだとは思いますが、ビッグバーサドライバーも万能ではないにしろ、善戦しているように見えます。
スライサーが参考にしたいポイント
この動画の中で、Pika golfさんが何点か興味深い考察をされています。
「ヘッドが重いとアウトサイドインが悪化する」
スライスの大きな要因の一つがアウトサイトイン軌道です。これを改善すれば、スライスに効果的ですが、頭で考えるのと実際の体の動きはなかなか同じになりませんから、話はそう簡単ではありません。
そして、ゴルフクラブに目を向けて考えると、アウトサイドインの傾向は、ヘッドが重たい程でやすく、軽い程、抑えやすいそうです。
軽い方が意図した起動にしやすいのは事実だと思いますので、この指摘は、スライスに悩む多くのゴルファーに有効なのではないかと思います。
モデル | ビッグバーサ | Mグローレ |
---|---|---|
クラブ重量 | 299g | 278g |
シャフト重量 | 52g | 47g |
Pika golfさんがスライス改善クラブとして一押しされているテーラーメイドのMグローレと比べてみると、同じSRスペックでクラブ重量は約20gの差があります。
もう一つPika golfさんがオススメしているタイトリストのTS1ドライバーもクラブ重量が273gですから、Mグローレと同じぐらいの軽さです。
▼Mグローレを使うとスライスが改善しています。
こちらがPika golfさんにて、実際にMグローレを使っている動画です。レディースとメンズの両方を使っていまして、気持ち良いぐらいきれいなストレートボールを放っています。
「ヘッドが返ってこないシャフト」
もう一つ指摘されていたのが、シャフトがヘッドを返して来ないという点です。
これは、シャフトの重さ、硬さ、または、ヘッドの重さが原因なのか分かりませんが、ドローバイアスでヘッドが返りやすいはずが、なかなか戻ってこないのを感じられているようです。
ビッグバーサのシャフトの方がトルクが小さく、先元調子のため、シャフトのしなりを活かしにくいのかもしれません。
そう考えると、ヘッドスピードの速さ、ヘッドの重さが関係していると捉えるのが良さそうです。
簡単に言えば、スライスに悩んでいる方は、より軽いヘッド、より先側に調子があるしなるシャフトを選んでみると、改善する可能性があるように思います。
ビッグバーサドライバーがスライスを抑える仕組み
ビッグバーサは、「あばよ、スライス。」というだけあって、実際にはっきりとしたドローバイアスのドライバーです。
投影をみただけで大凡わかりますが、具体的な特徴としては、3点ほど挙げられます。
- ヒール寄りのウェイト配分
- スピン量を抑える仕様
- オフセット形状
ヒール寄りのウェイト配分は、いわゆるドローバイアスウェイトとも言われ、重心距離を小さく、重心角を大きくし、ヘッドが返りやすくなります。
スピン量を抑える仕様は、余計なサイドスピンが入りにくくなるため、スライス回転そのものが抑えられます。
オフセット形状は、フェース面が飛球線方向に対して後ろに下がっている形状で、インパクトタイミングが遅くなることで、ボールがよりつかまりやすくなります。