前の記事で、2019年上半期のドライバー市場について取り上げ、特に注目度と人気の強かった4モデルを紹介しました。
そこで、本記事では2019年後半の注目モデルについて取り上げます。
目次
2019年前半は外ブラ、後半は国産メーカーが注目
2019年の年初は、キャロウェイのEPIC FLASH、テーラーメイドのM5、M6が話題となり、PING、タイトリストもニューモデルをリリースし、モデルも話題も盛沢山でした。
一転、2019年の後半は、PRGRやブリヂストンからニューモデルが発表され、国産メーカーのドライバーが話題となっています。ここからは、2019年後期に発売の国産メーカー3モデルを取り上げます。ちなみに、あえて国産に限定しているわけではなく、注目のニューモデルが発売されるのが当記事執筆時点で国産のみとなっています。
ブリヂストン TOUR B JGRドライバ― 2019
ブリヂストンのTOUR B JGRドライバ―が2年振りにリニューあるされました。2020年モデルでは、ソールからフェースに向かって1本のネジが挿入されているのが特徴で、謎めいた構造から早くも話題となっています。
SP-COR(サスペンションコア)と呼ばれるこの構造は、点で支えてフェースの反発がルール超過するのを抑えると同時に、周辺の反発性能を高めてくれます。高初速エリアが広がっていますので、やさしさがアップしています。
PGRG egg 5500(ゴーゴー)ドライバー
PRGRのeggシリーズのニューモデルで、前作同様、ノーマルモデルと短尺モデルが用意されています。
大型ヘッド・長尺ドライバーを敬遠する向きも出ていますので、短尺はより注目度が高まりそうです。両モデルの共通の特徴として触れておきたい点として、重心角が37°あることが挙げられます。
少し前に発売したRS REDドライバーの34°よりも3°も大きくなっていますので、ボールのつかまりについては抜群に良い重心設計となっています。
ヤマハ RMX 120・220ドライバー
ヤマハのRMXの2020年モデル、RMX120・220ドライバーです。アベレージ向けとされるやさしい方は220の方で、ヘッドサイズが460ccのMAXサイズとなっています。
BOOSTRINGというヘッド内部の剛性を高めるリブ構造が採用され、初速がアップする仕組みが採用されています。
まとめ
2019年前半は2大外ブラのニューテクノロジーが目立ちました。後半の国産ドライバーは、SNSや動画を交えた派手なPRこそありませんが、フェースの反発エリアの拡大、撓みの制御に、色々な方法でのアプローチがあり、国産メーカーの研究開発力が感じられました。
これからドライバーの購入を検討される方は、新たに国産ニューモデルが加わり、贅沢に品定めできそうです。