テーラーメイドのSIMとグローレの融合モデルであるSIM グローレ。
Mグローレの後継に当たり、アジア市場向けの軽量モデルのため、日本では注目度が高いドライバーです。
「SIMの要素がどのように取り込まれたのか?」
「Mグローレとの違いは?」
SIM グローレドライバーの試打動画をまとめました。
目次
SIM グローレドライバー
SIMグローレドライバーは、SIMシリーズとグローレシリーズの融合により誕生したモデルです。
SIMの前のMシリーズだった時には、Mとグローレの融合により、Mグローレが発売されています。このような経緯から、SIMグローレは、Mグローレの後継モデルとして市場では認識されています。
特徴1:ドローバイアス→スライス改善
SIMグローレは、Mグローレと同様に、ドローバイアス設計が大きな特徴の1つとなっています。
ヘッドの内外にそれぞれ23.5gのウェイトが搭載されていて、合計で47gのドローウェイトとなっています。
重心角が大きく、重心距離が短くなることで、ヘッドが返りやすくなりますので、スライスが出にくくなっています。
特徴2:エアロデザイン→ヘッドが走る
SIMの特徴とも言うべきソールに搭載されたイナーシャジェネレーターは、SIMグローレにも搭載されています。逆に言えば、これが無ければ「SIM」の名を冠するのは難しいとも言えます。
SIMドライバー、SIM MAXドライバーほど大きな構造物ではありませんが、空気の流れを一方向に整えてくれるような突起構造が搭載されています。
これにより、ダウンスイングの後半で空気抵抗が抑えられ、ヘッドが走り、ボールスピードのアップにつながります。
特徴3:広いスイートエリア→打点のブレに強い
SIMグローレには、SIMフェアウェイで搭載された高い反発性能を持つZATECチタンフェースが搭載されています。
そして、テクノロジー面では、ツイストフェース、スピードインジェクション、貫通型スピードポケットが搭載されていますので、反発に優れ、打点のブレに強いフェースが実現されています。
SIMグローレとMグローレを試打
SIMグローレとMグローレの両方を試打されています。飛距離など弾道データを見る限り、SIMグローレのドローバイアスが強化されていたり、飛距離性能が大きく上がっているかというと、大きな変化は感じないように思います。
実際に試打されている石井プロの感想では、Mグローレは振らない方が飛ぶが、SIMグローレは振っても飛ぶ、といった内容を述べられています。もう1つはシャフトについて、SIMグローレではAir Speederに変わっているので、Mグローレを使っていた人にとっては、物足りなさがあるかもと指摘されています。
SIMグローレとMグローレの打ち比べ比較
マーク金井氏によって、SIMグローレとMグローレを試打されています。
御年62歳になる氏ですが、SIMグローレで260ヤード飛ばしています。
SIMグローレの方が3~5ヤードぐらい飛距離が出る、Mグローレの方がつかまる、このような感想を述べられています。
SIMグローレは、Mグローレの後継というより、SIMに近いそうです。
松森彩夏プロ・永峰咲希プロによる試打・評価
松森彩夏、永峰咲希の2人のプロにて、SIMグローレドライバーを試打・評価されています。両プロの評価・感想からは、つかまり、高弾道といった言葉が多く聞かれます。
- 打感は硬くなく、ボールがつかまる。
- 弾道が高いが、スピンが多いわけではないので、ランも出そう。
- 力が無い方でもしっかり飛距離が出そう。
- ミスヒットにも強いと思う。
- ボールをしっかり上げたい方は、打ってみて欲しい。
- シニアの方、レディースの方におすすめ。
- 男子プロでも使っている方がいるので、幅広いゴルファーが使えそう。