PINGの2020年モデルであるG425シリーズが遂に登場し、ドライバー市場を賑わせています。
3タイプのモデルがある点はこれまでと同様ですが、2年ぶりにMAXモデルが登場しています。
新たなラインナップとなったG425ドライバーについて、これまでのモデルとの比較から適合ゴルファーを解説します。
目次
G425シリーズのラインナップはこれまでと違う
PINGのGシリーズは、ここ数年、スタンダードタイプ、低スピンタイプ、ドロータイプの3種類のヘッドをリリースしています。
殆どのGシリーズが3タイプですが、2017~2018年のG400シリーズに関しては、少しだけラインナップに違いがあります。
- G400ドライバー
- G400 LSTドライバー
- G400 SFTドライバー
- G400 MAXドライバー
G400シリーズでは、スタンダード、LST、SFTの通常の3タイプをリリースした翌年に、ヘッド体積460ccのG400 MAXドライバーをリリースしています。
そのため、G400シリーズは、通常3タイプ+デカヘッドの1タイプで、4タイプある異例のシリーズとなっています。
その次のG410シリーズでは、スタンダード(PLUS)、LST、SFTの3タイプのリリースに留まったものの、G400 MAXドライバーはアベレージゴルファーを中心に爆発的なヒットとなったため、G410 MAXドライバーの発売を期待する声が高まってたという背景があります。
そして、2020年の新作となるG425シリーズですが、ラインナップは現在のところ3タイプですが、統合を思わせるような内容となっています。
- G425 MAXドライバー(スタンダードタイプ)
- G425 LSTドライバー(低スピンタイプ)
- G425 SFTドライバー(ドロー仕様タイプ)
ここで注目が集まるのは、G425MAXドライバーです。G425のスタンダードタイプという位置づけでありながら、MAXの名が付き、ヘッド体積は460ccです。
これをG400で当てはめて考えると、G400ドライバーとG400 MAXドライバーを統合したようなモデルのように見えます。
G425シリーズのドライバーの適合ゴルファー
G400 | G410 | G425 |
---|---|---|
G400SFT | G410 SFT | G425 SFT |
G400 MAX | ||
G410 PLUS | G425 MAX | |
G400 | ||
G425 LST | ||
G400 LST | G410 LST |
G400シリーズとG425シリーズには、どちらもMAXと名の付いたモデルがありますが、位置付けが異なります。
G400やG410からの移行を検討する場合、注目したいのは、G400 MAXドライバーのユーザーと、G400ドライバー・G410 PLUSドライバーのユーザーです。
G425 MAXドライバーは、両者の中間的な位置にあるドライバーと言えますので、対象を2つのモデルにして考えると、すんなり移行しやすくなります。
G400 MAXドライバーからの移行
まず、G400 MAXドライバーを使っていたゴルファーは、G425では、G425 MAXドライバーかG425 SFTドライバーの2つが対象となりそうです。
G400 MAXドライバーで物足りなさ、クラブの軽さを感じていた方は、G425 MAXドライバーから検討されることをオススメします。予め把握しておきたい点としては、標準シャフトの装着で、クラブ重量は10g以上重くなります。
G400 MAXドライバーが使いやすかった方は、G425 SFTドライバーから検討されると良いと思います。なお、G425 SFTドライバーは、ロフトスペックは10.5°の1種類となります。
ロフト角の調整機能により、最大幅±1.5°の調整は行えますが、調整機能をあてにするよりも、基本スペックでジャストのもので選ぶことがおすすめです。
G400ドライバー、G410 PLUSドライバーからの移行
G410 PLUSドライバーからの移行は、大いに悩まれる可能性があります。
位置付けからは、スタンダードタイプであるG425 MAXドライバーとなりますが、G425 MAXドライバーは、ヘッドサイズが460ccになっていて、いわゆる大型ヘッドです。
中~上級者の方は、ディープでない460ccヘッドに扱いにくさを感じられる方もいます。
その場合は、425ccのG425 LSTドライバーが候補に挙がってきます。G425のLSTは、G410のLSTよりもつかまりがよく、扱いやすくなってはいますが、低スピン・強弾道で、弾道の高さが抑えられるのが特徴です。
ハードヒッターに好まれるタイプのヘッドですので、ヘッドスピードが甘い早くない方は、打ち出しの高さが課題となるかもしれません。
実際、G410 PLUSを使っていたツアープロは、G425 MAXかG425 LSTかで悩まれているようです。