2021年の6月中旬時点で、国内女子の賞金ランキングの上位者の使用ドライバーについて調べてみました。
アマチュアの男性にとっては、男子プロゴルファーが使用するモデルはハード過ぎるものが多いですが、女子プロゴルファーが使用するモデルは参考になると言われています。
飛距離、ヘッドスピード帯なども参考にされると、より自分にあったドライバー探しに役立ちます。
*賞金ランキングの順位は、2021年6月中旬時点での暫定のものです。
目次
第1位の小祝さくらは、スリクソン ZX5ドライバー
ここ数年、安定した成績を残している小祝さくら。以前はスリクソンのZ785ドライバーを使っていましたが、2021年は後継のZX5ドライバーを使用しています。
以前のディープな7のモデルから、シャローで直進性重視の5のモデルに移行しているところが興味深いところです。
なお、マスターズを制した松山英樹も同じZX5ドライバーを使っています。
第2位の稲見萌寧は、キャロウェイのMAVRIKサブゼロドライバー
キャロウェイからは2021年にEPICの2021年モデルがリリースされていますが、前年のMAVRIKシリーズのサブゼロを使用しています。
弾道の特徴としては、打ち出しが低く、低スピンで、風に負けない強い球が出ます。また、つかまり過ぎを避けたい方にも好まれるドライバーです。
2021年のEPICシリーズは、サブゼロが廃止になっていて、低スピンモデルとしては、EPIC MAX LSドライバーが発売されています。名前か分かる通り、EPIC MAX LSドライバーは、低スピンながら寛容性が備わったモデルのため、サブゼロから以降をしていないのかもしれません。
第3位の古江彩佳は、ブリヂストン TOUR B XD-3ドライバー
ブリヂストンのツアーB XD-3ドライバーを長らく使い続けています。アスリート向けモデルでは、ツアーB Xドライバーがリリースされていますが、そちらへの以降は進めていません。
ツアーB Xの方は移動式ウェイト調整機能が搭載されたモデルで、ツアーB JGRに搭載された反発エリアを広げるSP-CORも搭載されていて、カスタマイズ性と寛容性が備わっています。
やさしい方向に振れた最新のモデルよりも、アスリート色の強いツアーB XD-3の方を好まれているようです。
第4位の笹生優花は、テーラーメイド SIM2 MAXドライバー
全米女子オープンで大会最年少で優勝し、メジャー制覇を果たした笹生優花。メジャー優勝時に使用していたのはテーラーメイドのSIM2 MAXドライバーです。
以前は、小ぶりで操作性のあるM5ドライバーを使っていましたが、2021年の最新シリーズのSIM2では、打ち出しの高さ、直進性のあるMAXタイプを選択しています。
第5位の原英莉花は、ミズノ ST-Xドライバー
ミズノのSTシリーズは2021年に新たなモデルが追加されています。1つはつかまりの良いST-X、もう1つは直進性の高いST-Zです。
原英莉花が選んだモデルは、つかまり重視のドロー仕様モデルのST-Xドライバーです。最近のプロが選ぶドライバーの傾向でも、つかまり要素があるものが増えています。
まとめ
女子プロゴルファーの上位5名の使用ドライバーを取り上げました。契約の関係もあり、5人が使用するモデルは全てことなっています。
特徴としては、5モデルの内、3モデルはMAXやドロー仕様など、いわゆる、やさしさが取り入れられたモデルとなります。
男子プロの世界でも、直進性を取り入れて確実性を高めたり、つかまりの良いモデルで少し逃がしながら楽に打ったりと、以前のハード一本やりとは様子が違ってきているところが興味深いところです。