初心者がドライバーを選ぶ際、注意したい3つの角度について取り上げます。
目次
ゴルフクラブには多数のモデル、多数のスペックがある!
初心者の方がゴルフクラブを購入する際、まず選び方が分からないゴルファーが多いのではないかと思います。店員や知り合いに聞いたり、ネットのランキングを見るのもとても有効な方法です。
ゴルフクラブで購入が難しいのは、メーカーやモデルの数が多い上に、モデルが決まってもスペックが多い点です。ドライバーのスペックは、ロフト角とフレックスだけで大凡9通りあり、モデルによってはシャフトの種類も複数あります。
ゴルフが上達してくると、ゴルフクラブの設計値は関心事となり逆に楽しくなりますが、最初はスペック(選択肢)が多いことが単純に戸惑いとなってしまいます。
当記事では、スペックの中でも特に注意が必要な3つの角度について取り上げます。どのようなスペックが良いかも解説しますので、ドライバー選びの参考にしてみてください。
初心者には、ドライバーの3つの角度がとても重要!
ゴルフクラブのスペックには、様々な項目があります。ロフト角、クラブ長さ、重心位置などです。中でも、以下の3つの角度は弾道を大きく左右しますので、とても重要です。
- ロフト角
- フェース角
- 重心角
以下、それぞれの角度の説明と、どのような基準で選べば良いかを解説します。
- ドライバーを選ぶ際は、ロフト角、フェース角、重心角に注意!
ロフト角
ロフト角とは、フェース面が地面からの垂直線に対して、どれぐらい傾いているかです。
角度が大きいほど、フェースが寝るため、ボールは上がりやすくなります。初心者はボールが上がりづらいケースが見掛けられますので、練習場などで試打してみて、球が上がりづらい人は、大き目のロフト角を選択すると用意でしょう。
一般に、ロフト角は9.5°、10.5°、11.5°などがあります。モデルによって1種類か2種類しかないものもあれば、幅広く5種類あるものもあります。
フェース角
フェース角は、フェース面が打球方向に垂直な線に対して何度傾いているかです。
上図の右利きクラブの場合、時計回り方向に傾いている(開く、と言います)場合、オープンフェースと言います。オープンフェースでは弾道が右方向に飛んで行きやすいため、初心者に多いとされるスライスをより酷くしてしまうこととなります。
初心者でスライスが出やすい、右にそれてしまうという方は、反時計回りの方向にフェースが傾いている(閉じる、と言います)ものを選ぶと良いでしょう。
なお、フェース角については、次に解説する重心角とも関連してきます。
重心角
重心角は、ヘッドの重心位置によって決まる値です。ゴルフクラブをテーブルの上に置いて、ヘッドを机からはみ出させます。すると、シャフトだけが机に乗っかっている状態になります。この時、ヘッドのフェース面が垂直方向から傾いた角度が重心角です。
ゴルフクラブを構える時、フェースがスクエアになるように構えていると思います、これは人間が意図的・強制的にスクエアにしています。ゴルフクラブにとって自然な状態は、この重心角の分だけ傾いた状態です。
そのため、ゴルフクラブでボールを打つ時は、この重心角が大きい程、フェースが閉じる方向に作用します。
初心者はフェースが開いた状態でインパクトしがちでスライスが出やすいため、重心角が大きなドライバーを使うことで、スライスが大きく改善されます。
重心角は、ゴルフクラブのスペックデータとして公開されていないケースが大半です。重要なのは正確な値ではなく、重心角が大きいか小さいかになりますので、ゴルフショップの店員さんに聞く、または、ネットでの解説記事や口コミを見る等で、把握することができます。
なお、一般的なドライバーの重心角は22~24°ぐらいです。27°以上であれば、スライス改善効果があると考えて良いでしょう。
最近では、スライスの改善を強く意図したドライバーが発売されていますので、スライスが酷い方は、重心角が30°以上のドライバーを選ぶと良いでしょう。
まとめ
以上、初心者がドライバー選びで注意したい3つの角度について解説しました。
初心者向けのドライバーについては、以下の記事も参考にしてみてください。