ブリヂストンから発売されているPHYZドライバー 2019について試打・評価・スペックを取り上げます。
目次
PHYZドライバー2019
PHYZドライバー 2019は、ブリヂストンから発売されている軽量のドライバーです。前作の4代目は2016年の発売でしたので、3年が経ち、満を持しての5代目のリリースとなります。
ターゲットゴルファーはヘッドスピード38m/s以下!
PHYZドライバーは、バリバリのアクティブゴルファーではなく、ゴルフを楽しむ人たちに支持されているブランドで、シニアからも人気となっています。
今作の5代目2019年モデルは、日本国内全体で高齢化が進んでいることも踏まえた上で、ヘッドスピード38m/s以下の人をターゲットとしています。
38m/sの理由としては、50代以上のゴルファーの6割がヘッドスピード38m/s以下であるためだそうです。ちなみに、昔はもう少しヘッドスピードは速かったそうなので、高齢化により元気にゴルフをされる高齢の方が増えていることなどが反映されているのかもしれません。
軽いシャフトを選択すると、クラブ重量は266gとかなり軽量になる!
クラブを無理なく振れるための要素として、PHYZはクラブ重量の軽量化を進めています。前作も軽量でしたが、今作は更に進化しています。
シャフトは2種類用意されていて、軽い方を選択すると266gとなります。これは、メジャーブランドの軽量モデルであるゼクシオ10やMグローレよりも上回る軽さです。
つかまりも抜群に良い
初心者やシニアはヘッドを返しきれず、スライスが出やすい人が少なくありません。PHYZドライバーではこの点に思い切り対処しています。
インパクトの際にヘッドがスクエアに返りやすくなるよう、重心角を大きくとっています。一般的なクラブが23°ぐらいですが、PHYZドライバーは32°と明確に大きな重心角となっています。
ヘッド形状を見ても大きな丸形で、ヒールよりがかなり重量感ありますので、ボールのつかまりの良さが滲み出ています。
PHYZドライバー2019の試打動画
永井プロの解説が付いたPHYZの試打動画です。製品のコンセプトや特徴についても語られています。
メーカー担当者にPHYZドライバーについて直接インタビューした動画です。
ブリヂストンによるPHYZの公式動画です。
PHYZドライバー2019の評価・くちこみ
ヘッド形状はオーソドックスな丸形で奥行き方向に広がっている。明らかなフックフェースで、スライサー向け。https://lesson.golfdigest.co.jp/gear/special/impression/gt1000009594001.html
つかまった球がオートマチックに打てる。重心アングルが大きいのが影響しているのだろう、ダウンからインパクトにかけて、フェースが左に左にと回転したがるのだ。その結果、ストレート弾道を打つつもりでスイングしても、フェースが予想以上に返って、強めのドロー弾道になる。https://lesson.golfdigest.co.jp/gear/special/impression/gt1000009594003.html
ややヒール側にボリュームを持たせた形状に加えて、フェースもヒール側に寄った設計になっており、つかまりやすそうだな~と感じさせてくれます。加えて軽いフックフェースにもなっているのでとても安心感があります。
「カキーン」という心地よい金属音を伴って気持ちよく振り切れました。音自体はそれほど大きくはないので、不快な感じは全くありません。
https://kakakumag.com/sports/?id=13547
10.5度で標準Rシャフト仕様を試打しましたが、クラブを手にしただけでもシャフトがたわむほどの非常に軟らかい設定です。球をつかまえやすく、右方向へは飛びにくい設計です。
ドライバーのキャリーが160~170ヤードのシニアゴルファーにも試打してもらったところ、総じてきれいな弾道でよくつかまった球を打てていました。非力なシニアが昔の飛びに近づけるクラブだと思います。
https://golfdigest-play.jp/info/17248220
PHYZドライバー2019のスペック
ロフト角 | 10.5° |
ライ角 | 59° |
ヘッド体積 | 460cc |
標準シャフト | PZ-409W |
長さ | 45.75インチ |
フレックス | R/R-LIGHT |
クラブ重量 | 270g/266g |
シャフト重量 | 49/45g |
トルク | 7.1/7.3 |
キックポイント | 中 |