PINGから発売されているG410 PLUSドライバーについて、標準で選択可能なシャフト、ロフト角の調整機能について取り上げます。
目次
G410 PLUS ドライバー
PINGのG410 PLUSドライバーは、2017年のG400シリーズの後継モデルで、Gシリーズドライバーの10代目のモデルとなります。
G410シリーズは、これまでのGシリーズと同様に、スタンダードタイプ、SFTタイプ、LSTタイプの3種類があります。G400ではヘッドサイズが460ccのG400 MAXドライバーというモデルがありましたが、現時点ではG410でMAXタイプはリリースされていません。
シャフトのラインナップは豊富
G410シリーズのドライバーの装着シャフトは、公式サイトで8種類紹介されています。
標準シャフトはALTA J CB REDは、フレックスがR、SR、S、Xの4種類あり、アベレージゴルファーからハードスペックを求める上級者まで対応しています。
G410 MAX ドライバーのロフト角の調整方法
出典:clubping.jp
G410 PLUSドライバーに搭載されているロフト角の調整機能は、可変スリーブのタイプとなります。
可変スリーブが付いたシャフトは、専用レンチを用いてヘッドから取り外すことができます。そして、シャフトを挿し込む向きを変えることで、ロフト角を変更することができます。
ロフト角の調整は±1.5°まで拡大
従来までのモデルでは、ロフト角の調整は±1°まででしたが、調整機能の仕様と性能が変わり、±1.5°まで調整が可能となりました。
なお、調整値については、従来と同じく8種類のポジションが決められています。
設定 | ロフト角 | ライ角 |
---|---|---|
〇 | 0° | ニュートラル |
+ | 1.0° | ニュートラル |
╋ | 1.5° | ニュートラル |
ー | -1° | ニュートラル |
━ | -1.5° | ニュートラル |
F | 0° | フラット |
Fー | -1° | フラット |
F+ | 1° | フラット |
G410 PLUSドライバーは、標準ロフトが9.0°、10.5°、12.0°の3種類あり、それぞれ±1.5°までロフト角を変更できます。
可変スリーブの互換性
可変スリーブのメリットは、ロフト角を調整できることだけではなく、スリーブに互換性があればシャフトを交換することができる点も挙げられます。
しかし、G410シリーズは、調整レンジが広がったのに伴い、可変スリーブの仕様が変わってしまいましたので、G400以前のものと互換性がありません。
互換性があればG400のシャフトをG410にそのまま挿すことができたのですが、この点はやや残念な点と言えます。
可変スリーブによるロフト角調整の注意点
可変スリーブによるロフト角の調整は、予め定められた設定から選ぶことから、2点ほど注意したい点があります。
1つは設定値についてです。ロフト角の変更と共に、ライ角も変わってきます。そして、その組み合わせは予め定められていますので、ロフト角とライ角を自由に組み合わせができるわけではありません。
例えば、ロフト角が+1.5°でライ角がフラットといった設定はできません。
▼可変ロフトについて、分かりやすく解説されています
可変ロフトの仕組みとロフト角・ライ角などの相互関係については、上記の動画で詳しく解説されています。
もう1点は調整の際にシャフトを回転させるという点です。可変スリーブは、シャフトを挿し込む方向を変えることで調整が実現されます。そのため、シャフトを回転させることから、デザインやグリップなど、向きが変わってしまいます。
この点が気になる方は、使いづらい可能性があります。