キャロウェイのROGUE STのドライバーが、USGA、R&Aのドライバー適合リストに掲載されました。
キャロウェイの2022年モデルと噂されていたものが、遂に公けの情報として出てきました。
目次
ROGUE STシリーズのドライバー
2022年の1月3日時点で、計12種のドライバーがUSGA、R&Aの適合リストに掲載されました。
大量に掲載されるのはキャロウェイならではです。
12種類ありますが、これはヘッドの種類の数を表しているわけではありません。
(LH)と記されているものは、ヘッドが反対向きになっていることからも分かるように、左利きのゴルファー向けのレフティーモデルです。
さらに、テーラーメイドやPINGと違って、基本的に市販がなされない契約プロ向けのモデルと思われるものも含まれています。
12種の内、5種はLH(レフティーモデル)となりますので、ヘッドの種類としては7種類となります。
そして、◆(ダイヤモンド)が小さく描かれているモデルが3種類ありまして、これらは恐らくツアープロ向けの専用モデルになると思います。
そう考えると、一般ゴルファー向けに発売されるモデルとしては、下記の4種類ということになりそうです。
- ROGUE ST MAXドライバー
- ROGUE ST MAX Dドライバー
- ROGUE ST MAX FASTドライバー
- ROGUE ST MAX LSドライバー
この4機種について、詳しく見ていきましょう。
ROGUE ST MAXドライバー
ROGUE STのMAXタイプ、つまり、慣性モーメントが大きく、直進性・球の上がりやすさに優れたドライバーということになると思います。
EPIC 2021年モデルは、SPEEDとMAXに二分されていましたが、今回のROGUE STでは、現時点ではSPEEDと名のつくモデルは登場していません。
一つ気になるモデルとしては、ROGUE ST Sというモデルが◆付きの方にありますので、こちらがSPEEDタイプの可能性はあるかもしれません。
ただ、PINGのG425では、MAXがスタンダードモデルとなったことを考えると、キャロウェイでもROGUE ST MAXがスタンダードモデルということも有り得そうです。
ロフト角は、9、10.5、12°の3種類で、外部ウェイトは無いようです。
ROGUE ST MAX Dドライバー
こちらは先ほどのROGUE ST MAXドライバーのドローバイアスモデルのようです。
ウェイトがヒール寄りに一つ搭載されていますので、重心角が大きく、重心距離が短くなっていて、ヘッドの返しがしやすくなる効果があります。
ロフト角はROGUE ST MAXドライバーと同じく、9、10.5、12°の3種類です。
「D(ドロー)」と銘打ったモデルは、テーラーメイドではお馴染みで、日本でもとても人気があります。そういう意味では、こちらのモデルは日本のゴルファーの間でもとても注目されるモデル、特にアベレージゴルファーの中では最も人気が集まるモデルとなるかもしれません。
ROGUE ST MAX FASTドライバー
こちらはROGUE ST MAX FASTドライバーです。MAX FASTシリーズは、一昨年(2020年)のMAVRIK、昨年(2021年)のEPICでもリリースされていまして、簡単に言えばMAXタイプの軽量版です。
ROGUE ST MAXドライバーを、つかまり、球の上がりやすさといった優しさ要素を強調して、軽量化により楽に振れるモデルということになると思います。
フェース・ソールに光沢感がありますので、ホワイトPVD仕上げが採用されているようです。
ロフト角は、9.5、10.5、11.5、12°の4種類と豊富です。
ROGUE ST MAX LSドライバー
こちらはROGUE MAX LSドライバーです。先に紹介した3機種は、徐々にやさしいモデルとなっていますが、こちらは恐らく最もハードなモデルです。
MAX LSは、昨年のEPICシリーズでも発売されていて、MAXでありながらLS(低スピン)のドライバーです。
以前までサブゼロを使っていたような方、低スピンを好むハードヒッターが対象ゴルファーに含まれますが、MAXであるが故に寛容性が高いため、操作性を重視する方は、思うような弾道を出しづらいかもしれません。
ロフト角は、9、10.5°の2種類です。
まとめ
キャロウェイの2022年モデル、ROGUE STシリーズのドライバーについて、適合リストに掲載された内容をもとに取り上げました。
現時点では、市販されるモデルは4機種と思われますが、今後、新たなモデルが追加される可能性は、特にキャロウェイの場合、十分にあります。