ブリヂストンから発売されているJGRドライバーについて、歴代の全モデルを紹介します。
目次
JGRドライバーの前進はGRドライバー
JGRドライバーは、これまでシリーズや名称が何度か変わっています。「JGR」と名の付くドライバーは2015年の「JGRドライバー」が最初で、2017年の「ツアーB JGRドライバー」が2本目、そして、2019年が同名のモデルで3本目となります。
2代目、3代目と書かず、2本目、3本目と書いたのには訳がありまして、「JGR」が登場する前に、その前身と言われている「GR」が存在するからです。
数年前まで、ブリヂストンを代表するブランドとして「ツアーステージ」というシリーズがあったことは、記憶に新しいゴルファーも多いかと思います。そして、「GRドライバー」は、ツアーステージに属して、「ツアーステージ X-DRIVE GRドライバー」という名称で発売されていました。
JGRドライバーの初代は、5代続いた「ツアーステージ X-DRIVE GRドライバー」とも言えますし、2015年に登場した「JGRドライバー」とも言えます。
JGRドライバーは、2本目からツアーBに含まれる
2015年に登場したJGRドライバーは、ツアーB、ツアーステージ、PHYZなどのシリーズ名が付いておらず、「JGRドライバー」という名称で発売されています。
その後、2017年の2本目からは「ツアーB JGRドライバー」となっていて「ツアーB」に属しています。
2015年の最初の「JGRドライバー」だけが、ある意味、宙ぶらりんになっているのは、「ツアーステージ」が終了し「ツアーB」が始動する頃のモデルだったためと思われます。
JGRドライバーの歴代モデル
JGRドライバーの初代をどこにするかで、歴代モデルの捉え方が変わってきます。GRを含める場合は、2007年モデルが初代になりますが、この特集では「JGR」の名前になったモデルのみを紹介します。
JGRドライバー(初代・2015年発売)
GRドライバーから生まれ変わった初代のJGRドライバーは、飛距離と最適スピンを追求したモデルで、アスリートからアベレージまで幅広いゴルファーが扱えます。
ソール面のヒール寄り・ヘッド後方の2つの重さの異なるウェイトは交換可能で、低スピンの強弾道、安定性のある高弾道に切り替えることができます。
ツアーB JGRドライバー(2代目・2017年発売)
JGRの2代目モデルは、新たにブリヂストンに誕生したアスリート向けブランド「ツアーB」に属する形でリリース。
「飛距離モンスター」と銘打って投入され、ソールの剛性が高く、クラウンは効果的に撓み、高打ち出し、高初速が実現されたドライバーです。
ツアーB JGRドライバー(3代目・2019年発売)
JGRドライバーの3代目は、2代目と同名で発売。プロトタイプモデルの段階からプロの間で評判が良く、早くから話題となっていたドライバー。
ソール前面の黄色いネジが、フェースを裏から支えることで、一点が高反発になりすぎるのを抑えると同時に、センター周辺部の反発性能を高めた状態を作り上げてくれます。
上級者でも吹け上がったりつかまり過ぎることがなく、幅広いゴルファーが扱えるモデルです。
JGRドライバーについて
JGRドライバーの歴代モデルとして、JGRの名が付く2015年に発売のモデルから紹介しました。
GRからJGRに変わった理由は定かではありませんが、「J」は「Japan」という意味だそうで(マーク金井氏が動画で述べていました)、大きな意味はないようです。
そうなると、GRとJGRにも大きな違いがないとも言えますので、ドライバーとしての初代は2007年のGRまで遡った方が良いのかもしれません。参考までに、初代GRドライバーはコチラです。