キャロウェイから発売されているMAVRIKドライバーについて、標準で選択可能なシャフト、ロフト角の調整機能について取り上げます。
目次
MAVRIKドライバーのシャフト
キャロウェイのMAVRIKドライバーは、2018年のROGUEの後継モデルと言われています。その前後に入れ違いで発売されているGBB EPIC、EPIC FLASHとは、ペリメーター・ウェイティングが無い点、ヘッド形状などで違いが見られます。
MAVRIKシリーズは、3タイプのモデルが用意されています。スタンダードタイプのMAVRIKドライバー、低スピン・強弾道タイプのMAVRIKサブゼロドライバー、ドロー仕様・深重心のMAVRIK MAXドライバーです。
本記事ではスタンダードタイプのMAVRIKドライバーを取り上げています。
シャフトのラインナップは豊富
標準シャフト、そして、公式サイトに掲載されているシャフトラインナップは、モデルによって異なっています。
MAVRIKドライバーの標準シャフトは、Diamana 50 for Callawayです。そのほか、Tour AD XC-6、Speeder EVOLUTION VI 661、Diamana ZF 60の3種類があります。
シャフト | 硬さ | バランス | クラブ重量 | シャフト重量 | トルク | 調子 |
---|---|---|---|---|---|---|
Diamana 50 for Callaway | S | D3 | 約299g | 約46g | 6 | 中 |
Diamana 50 for Callaway | SR | D3 | 約297g | 約44g | 6 | 中 |
Diamana 50 for Callaway | R | D3 | 約296g | 約42g | 6 | 中 |
Tour AD XC-6 | S | D2 | 約317g | 64g | 3.2 | 中元 |
Speeder EVOLUTION VI 661 | S | D3 | 約319g | 65.5g | 3.9 | 中 |
Diamana ZF 60 | S | D2 | 約316g | 64.5g | 3.8 | 中元 |
MAVRIKドライバーのロフト角の調整方法
MAVRIKドライバーにはアジャスタブルホーゼルが搭載されていて、ロフト角・ライ角を調整することができます。
調整機能として多いシャフトを回転するタイプのものとは異なり、ホーゼル部分にあるリングの組み合わせを変えることで、ロフト角・ライ角を選択することができます。
ロフト角とライ角を個別に調整できる
可変スリーブによりシャフトを回転させて調整するタイプは、予め設定ポジションが5通り、8通りなど定められていて、決められたロフト・ライの組み合わせを選択する形となります。
しかし、キャロウェイのアジャスタブルホーゼルは、あらかじめ決められた設定値であるのは同じですが、ロフトとライを自由に組み合わせることができます。
ロフト角・ライ角調整の注意点
キャロウェイのロフト角・ライ角の調整は、間の調整リングを組み合わせる方式で、調整機能が初めての方や回転式のものを使っていた方は、最初、少し戸惑うかもしれません。
ただ、ちょっとしたポイントを把握してしまえば、調整は至って簡単です。
- ロフト角の設定:-1°、S(スタンダード)、+1、+2
- ライ角の設定:N(標準)、D(アップライ)
上記の図から、ロフト角とライ角を組み合わせている様子が分かると思います。一つだけ知っておきたい点は、リングにより、ロフト角、ライ角ときれいに分かれているわけではない点です。
例えば、+2°は上のリングですが、+1°は下のリングです。また、ライ角のDに着目してみると、上のリングにもあれば、下のリングにもあります。
設定の際には、まずロフト角を決めてください。ロフト角は、+2°と-1°が上のリング、+1°とSが下のリングですので、どちらが決まります。
次に残った方のリングにNとDの両方がありますので、設定したい方をロフトと同じ場所に合わせます。
最後にドライバーヘッドのマークに設定値を合わせて、専用レンチで締めつけて固定します。なお、調整の際、シャフトは完全に外す必要はありません。