PINGから発売されているG425 MAXドライバー。
Gシリーズの2020年モデルのスタンダードタイプでありながら、MAXの要素も入っています。
位置付けがやや変わったスタンダードタイプのG425 MAXドライバーについて、プロが2週間使用してみた結果、忖度無い感想を述べられている動画がありましたので、取り上げてみます。
G425 MAX ドライバーをプロが2週間、使ってみた結果
動画のタイトルは、
「プロゴルファーが2週間PING G425 MAXを使ってみた結果。忖度無し!」
とのことで、アグレッシブです。
G410 LSTドライバーを使用していたプロが、G425 MAXドライバーを手にして、その後、どうなったかという内容です。
結論としては、G425 MAXドライバーが幾つかの理由により合わず、G410 PLUSドライバーに戻したというものです。
そして「G425 MAXドライバーが、何故、合わなかったのか?」という理由について述べられています。
G425 MAXドライバーが合わなかった理由について
動画を最初から最後まで見てもらえましたら、ところどころで理由や使ってみた感想に振れられていますが、以下にまとめてみます。
- G425はつかまり過ぎる。フェードが打ちたいがストレートになってしまう。
- ドライバーショットはまげて狙いたいのに、真っすぐになってしまう。
- G410 LSTと比べて、G425 MAXは重心が後ろにあって、ヘッドの後方が垂れる(下がる)感じがして振りづらい。
- ヘッドスピードが落ちる感じがする。
- 投影の大きさも違う。
- G425 LSTは打ってないが、恐らく、変えない。
試打動画では、契約プロではないのでメーカーへの配慮はいらいのでは?と思いますが、ネガティブ評価を抑えている人が多いように感じます。
そのような中、新しいモデルを使わないと決断されて、その理由を述べられている動画はとても参考になります。
気になるのは、何故、G425 LSTではなくG425 MAXを試したのか?
プロの感想を聞いていて、「なるほど」「そうなのか」と参考になる部分がある一方で、何故、G425 LSTドライバーを試さなかったのか?という疑問を持たれた方もいるのではないかと思います。
下記の記事でもまとめてありますが、G425 MAXは、G410 LSTの後継ではなく、G400、G400 MAX、G410 PLUSの3本が移行元の対象になると考えるのが自然です。
LSTとSFTは、これまでのGシリーズでMAXやスタンダードの要素が入り込まずに後継モデルが出ています。
G400 LST → G410 LST → G425 LST という継承関係です。
本来であれば、G410 LSTからの移行はG425 LSTですが、取り上げたyoutube動画のプロはG425 MAXドライバーを選択されています。
そして、G425 MAXドライバーを試してみて採用しなかった理由の中に、「つかまり過ぎる」「投影が大きい」「重心が深い」というものがありました。
この特徴は、G425 MAXドライバーが有していることは予め分かっていたことでもあります。
であれば、ヘッドサイズが460ccではなく、つかまりも抑えられていて、重心が浅めになっているG425 LSTドライバーの方が、プロには合っているように思います。
プロの選択ですから、動画の中では語られていないG425 MAXへの期待が何かしらあったのではないかとも思われますが、G425 MAXをドローにしてどうか?G425 LSTはどうかを聞かせて頂けると、とても参考になりそうで、勝手に期待してしまうところです。
とはいえ、プロはゴルフ評論家ではないので、使わないと決断したモデルを色々と試すことはまずないでしょう。今回の動画だけでも感謝に値します。