ゼクシオに新たに登場したゼクシオX(エクス、エックス)ドライバーについて、モデルの特徴を踏まえながら、このモデルが対象とするゴルファーについて解説します。
目次
ゼクシオX(エクス、エックス)ドライバー
従来のゼクシオでは、レギュラーモデルに加えて、ややハードなシャフトを装着したMiyazakiモデル、そして、もっとハードなシャフトも選べるクラフトモデルがありました。
今回のゼクシオでは、Miyazakiモデルが発売開始人テンでは廃止されています。
新たに登場したゼクシオX(エックス)ドライバーは、くしくもMiyazakiシャフトが装着されています。この状況から考えれば、Miyazakiモデルが対象としていたゴルファー向けに、ヘッドも含めた専用モデルをしっかり用意してきたと考えて間違いないかと思います。
ダンロップ社は「ゼクシオX(エックス)」について、どのように説明しているか?
ダンロップ社は、レギュラーモデルであるゼクシオイレブンと、新たなゼクシオX(エックス)について、色々なメディアで少しずつ説明していますので、拾上げて組み立ててみたいと思います。
プレスリリースでの説明では「しっかり振り切りたいゴルファー向け」
今回11代目となる『ゼクシオ』ドライバーは、高弾道で気持ちよく飛ばせる「ゼクシオ イレブン」と、もっとしっかり振り切りたいゴルファー向けの「ゼクシオ エックス」の2モデルをラインアップしています。
引用 http://www.srigroup.co.jp/newsrelease/2019/sp/2019_p03.html
プレスリリースでは、上述の通りの概要説明がなされていて、「しっかり振り切りたいゴルファー」とされています。
ゼクシオでは物足りないゴルファー向けなのは分かりますが、どれぐらい振り切る人が対象かは分かりません。ヘッドスピードの推奨値も、プレスリリース記事では記載がありません。
メーカーへのインタビュー動画では「40~50代の体力あるゴルファー向け」
ゼクシオ担当者へのインタビュー動画の中で、ゼクシオレギュラーモデルとゼクシオX(エックス)について説明されています。要所をまとめると、以下のようになります。
(ゼクシオレギュラーモデル)
60代以上の方中心にこれが最適だと提案できるモデル(ゼクシオX)
40~50代の最近、新しいムーブメントになっている方の特徴、ニーズに合わせたモデル。体力のある方向け。
プレス発表会では「体力はあるのでもっと振り切りたいが、安定しないゴルファー向け」
プレス発表会の動画の中で、ゼクシオX(エックスについて)以下のような説明がされています。
体力はあるのでもっと振り切りたいが、安定しないというゴルファー向け。ミスを気にせず、思い切り振れて、しっかり振りながらクラブに任せられるモデル。
ゼクシオX(エックス、エクス)ドライバーのターゲットゴルファー
ゼクシオX(エックス)のターゲットゴルファーについて、概ね、伝わってきたのではないでしょうか。以下、推測も交えながらまとめてみます。
- 年齢層は、40~50代で体力のあるゴルファー。
- スキルレベルからは、スイングが安定しないという悩みを抱えている方を想定しているため、セミアスリート(中級者)というより、ど真ん中のアベレージゴルファー。
- クラブ重量は299gと一般的なモデルのため、スペック面からも一般的なヘッドスピードのアベレージゴルファー。
- ヘッドスピードは42~45m/sをコア層としてプラスマイナス2m/sぐらいを想定か?
- ダンロップ系では、ゼクシオ11(レギュラーモデル)では軽すぎ、柔らかすぎで、スリクソンZ585ドライバ―はややハード過ぎるゴルファー。
- 他メーカーで言えば、テーラーのM6、キャロウェイのエピックフラッシュスター、タイトリストのTS2、ブリヂストンのツアーB JGRと同じターゲット。